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滝を撮影すること 20201218

  • 執筆者の写真: 和田一成
    和田一成
  • 2020年12月18日
  • 読了時間: 2分

 このところ、滝を撮り続けている。何がきっかけなのだろう。いくつかの素晴らしい滝に出会えたのは事実。吐竜の滝も、海沢渓谷の滝も。撮影した時点で、というよりその場所に着いた時点で、ある種の確信が持てる。絶対に美しい現像結果が得られるだろうと。だから、撮影の後は、楽しくて仕方がない。しかし、なぜ滝にこんなに魅了されるのだろうか。僕はできれば人のいない、人工構造物のない自然のままの滝を取りたい。すると、撮影対象とする滝も奥地にあるものを選ぶことになる。必然的に山歩きをしなければならない。苦しいし、寒いし、沢水で濡れたりする。滑って転ぶことだって。でも、帰ってきて現像して、このサイトやSNSなどにアップすると、その後は次の滝を調べている。


 滝は、急峻な岩場にあり、流れ落ちる水は撮影の仕方で色々な表情を見せてくれる。滝壺の水の色もその深さや透明度によって様々。滝壺の深さも落下する水の量や勢いで異なる。それに秋には落ち葉が岩や小石の上に降り積もる。水面の上の落ち葉は、水の流れによって渦を巻く。樹木の隙間からは陽の光がさし、時には光芒も発現する。魅力的でないわけがないのだ。この感覚は、海の撮影にも通じているように思う。ひと時として、同じ表情はないのだ。それを思うと、落水している様子だけを撮るだけではもったいないと思うようになった。つまり、周囲の樹木や空も。それで、最近は滝は360度パノラマで撮影している。1箇所で1方向3枚づつのHDR撮影を24方向で行い、1箇所最低72枚を撮るスタイルを続けているので、時間はかかるし、後処理も結構ある。まあこれも楽しいのだけれど。ただし、所謂、スチル写真では主題が何か明瞭にしなければならない(らしい)ので、写真としては王道からずれる事になるのだろう。スチル写真は一応、そのつもりで現像していますがね。 

 

 おそらくこれからも、滝の探索は続くのだろうな。地球科学を職業にしてきた人間としては、岩盤の特徴や滝の形状などについても、少しは科学的な観点からコメントできると良いと思う。


 
 
 

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1件のコメント


大木 久光
大木 久光
2020年12月18日

期待してます、貴重なカメラを滝に落とさないように・・・。

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