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執筆者の写真和田一成

写真プリントについて

写真を自宅で飾ったり、コンテスト出品に際しては、写真プリントが必要になる。従来、ヨドバシカメラ などの家電量販店での簡易プリントで済ませてきた。今回、コンテスト応募をすることにしたため、高画質の写真プリントを試してみようと思った。自宅でのプリントとなると、写真出力用のハイエンドのプリンターが必要となり、価格も5、6万円以上となるばかりかランニングコストも高くつき、まずは専門店に依頼してみることにした。


結局、表参道(本社は両国) にあるピクトリコ に行ってみることにした。お店はお洒落な雰囲気で入り口を入るとプリント用紙や写真集制作例などが展示してあり、その奥に接客用カウンターがあった。プリントの専門家に1時間以上に渡って色々相談し、印刷時の大きさや使用する用紙などを写真によって選定した。恥ずかしながら、当方出力時の知識がなく、見聞きする全てが新鮮であった。


海、滝、樹木などは発色の良い光沢紙、夜景なども黒が締まる光沢紙が良いという事で、PICTORICO社のピクトリコ ・フォトペーパーを推薦された。主題の形状によっては、例えば植生などのモコモコ感を出したい場合は半光沢にすると質感が出るとの事で、セミグロスペーパー。モノクロや単一色が強い場合ではGEKKOブルーラベル。また、写真の色合いによって、例えば黄色が強い作品には、少し黄色味のある用紙であるGEKKOシルバーラベルプラスを推薦された。ただし、こうでなくてはならないということではなく、あくまで目安であり、上級者向けとしては色々なバリエーションがありうるとの事だった。


さらに自宅掲載としてA3番でパネル製作を1枚依頼した。ここでも外枠の色合いがいくつか選択でき、それは写真の色合いに合わせる事が基本との事だった。写真保存用ボックスも購入した。これは写真の変色などを防ぐために特殊なpH加工がされたものである。クリアファイルなどを利用する場合も空気の侵入を最小限にして変色を抑えるため綴じ代側から挿入するタイプが良いとの事だった。帰宅して妻に話したら、「それは基本でしょ」と一蹴されてしまった。以上、次回用のメモとする。

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